マーク・サルヴァトゥス
「Salvage Projects」をテーマにアーティスト活動を行っている。自身の名字と同義の「Salvage」は「救済」という意味をもつことから、作家個人の移動を通して多様な素材を収集し、都市生活にまつわる日常的な政治や歴史の曖昧性を表現している。作品はオブジェ、写真、ビデオ、インスタレーションや参加型の作品まで多岐に渡る。「サンシャワー:東南アジアの現代美術 1980年代から現在まで」国立新美術館×森美術館(2017)、ベネツィア建築ビエンナーレフィリピン館( 2 0 1 6 )、S O N S -BEEK Internationa(l オランダ 2016)、ongoing個展 "Gates"(2015)、六本木アートナイト(2013)、黄金町バザール(2011)、第4回広州ビエンナーレ( 2 0 1 1 )、ジャカルタビエンナーレ(2011, 2015)など数多くの展覧会で作品を発表している。ピリピナス・ストリート・プラン(2006)、98B COLLABoratory(2012)の共同設立者。また「Boy Agimat」として、「DEAD LINE」シリーズの商品をプロデュースしている。
マーヴ・エスピニャ
アーティスト、リサーチャー。フィリピンで最長の歴史を誇るアート・スペース「Green Papaya Art Projects」のプログラム・ディレクター。マニラで開催されているメディアアートの祭典「WSK: festival of the recently possible」では料理と掃除を担当。一般受けしない音楽や音の実験のためのプラットフォームとして「Kamuning Public Radio」を共同設立。2017年、森美術館、新国立美術館、国際交流基金アジアセンター共催の「サンシャワー:東南アジアの現代美術 1980年代から現在まで」のキュレーター。(本展は同年11月に福岡アジア美術館に巡回)。エリック・カリナンとのユニット「Turmeric」では、音とビジュアルを使った実験的な活動を展開中。
エリック・カリナン
サウンド・アーティスト。ミキサー、エフェクトや家庭用の電子機器を使った、実験音楽に取り組んでいる。2000年代半ばから特定のスタイルや製作様式に縛られることなく「Ugong and Small Town Press」としてのパフォーマンスやプロダクションの他、「EXIST(Experiments in Sound Art Tradition)」のメンバーとしても活動中。メディア・アート・フェスティバル「WSK」では、サウンド・エンジニア、アーカイヴィストやパフォーマンス・プログラマーを務める。一般受けしない音楽や音の実験のためのプラットフォームとして「Kamuning Public Radio」を2016年共同設立。マーヴ・エスピニャとのユニット「Turmeric」では、音とビジュアルを使った実験的な活動を展開中。