コネクタテレビとは、アートや文化の現場にいろんなカタチで関わる様々な人々の動きを紹介していく番組です。
「ひとは3ヶ月でマイムの舞台に立てるのか。」。3ヶ月という長期ワークショップの参加者に、マイムを演じて感じた事、公演への意気込みについて等インタビュー。
監督:赤坂祐美 撮影:潤池良太、関保津章 編集:ナカガワユウスケ 協力:いいむろなおきマイムカンパニー、大阪市立芸術創造館
芸術創造館+いいむろなおき 人は3ヶ月でマイムの舞台に立てるのか
3ヶ月のワークショップで25人の参加者とマイム俳優・演出家・振付家のいいむろなおきが公演をおこなうという企画を追ったこの番組は、2005年に制作された。会場、主催は大阪市立芸術創造館。 ほぼ未経験者ばかりの25人が、集団で基礎的な訓練からスタート。3ヶ月で公演に参加できるようになるのだろうかと思ったが、番組中のさまざまなコメントを通して、参加者が自分の身体をあらためて意識して行く様子や、体験を通して身体を動かす意識がだんだんと変わって行く様子がよくわかった。みな次第に表情が変わって行き、公演直前には舞台に向かうそれぞれの内面が驚くほど変わって役者の面構えになっていた。25名の参加者を動機づけ、3ヶ月の間に次々と全員の心理的なステージを進めて行くことを成し遂げたいいむろ氏の力量には驚く。またそれにもまして、参加者が自分を開いて新たな体験をスポンジのように受け入れ、味わい、そこから自分を変え前進して行けたことに驚いた。この番組は、出演者のひとりである赤坂祐美さんが、なにか記録を残そうと思い企画し、制作された。